​ご挨拶

(創立までの歴史)

はじめに

消費財である石油・石炭の価値、所有権、競争の奪い合いの時代から、2050年までにカーボンゼロ、脱炭素・水素社会を目指して舵が切られ、現在では有形資産から無形資産のクラウド、データに価値が移行されて、21世紀の時代では大量のビッグデータを活用して無から有を生める人材が求められています。

データは共有財としての側面が強く、所有ではなくシェアといった概念にすでに移行しており、そのデータをどう使うのか、何のために使うのかを考える時代になりました。

国連が掲げているSDGsや環境改善のためのESG投資、サステナビリティなどは、宗教的な観点は外されてよく解釈されていますが、持続可能な社会を目指す取り組みが世界中で起きています。

テクノロジーの進化は人間が豊かになるための手段であり、人々がより豊かに生きる場、世界平和が人類の究極のゴールだと言えます。

 

ある統計的には世界人口の96%が神を信仰しているといったデータがあるように、哲学・宗教・科学の究極のゴールは、それぞれ表現が違いますが、「世界平和」という共通価値を目指しています。

しかしながら、これからのデータ時代において、過去の物質主義、競争時代に受けた画一的なトップダウン教育は一切通用しなくなり、新しく観自在の発想で創造していくためには、哲学・宗教が重要になってくると考えられます。最近の科学で明らかになってきていますが、人間の神経細胞の知覚行動パターンは約96%が無意識で意思決定しており、意識的に変えていくのは至難の業だということがわかってきています。アインシュタインは「意識を変えるのは原子を壊すより難しい」といった究極的な表現を残されています。

 

歴史を紐解いてみても、いつの時代も常識にとらわれることなく、変化に適応できた人々が生き残ってきました。日本は禅や、日本人特有のおもてなし、気を使うといった独自の文化を築き上げてきましたが、現代人の多くは物質社会における「仕える仕事」に翻弄され、宗教哲学は一つの形式的な儀式だという概念になり、忘れ去られてしまっていると思います。

 

私たちはある先生と出会い、究極の教えを受けました。

・リーダーは自分が純粋意識でないと、人を助けることもできないし、自分も助からない

・お釈迦様のお言葉にあるように、他人の業(ごう)は変えられない、自分が光に向かうだけである

・宗教哲学だけでなく、数式はもっとも美しい言語であり、日本人には特に科学的な視点からの気づきが必要である

 

その先生はそう言って今まで研究してきた哲学、科学本、独自で考案開発した教材や学問の「快禅学」をご教授くださいました。

そして哲学、科学の視点から、縁ある方々と共に何のために経営するのか、何のために生きるのかに気づき、実践していく場づくりを共に考え、共に構築してきました。

2030年以降はデータ、AI、テクノロジーを活用するのは人間であり、人間の脳をどう純粋意識にするかが、今まで以上にリーダーに求められる時代になると予測しています。

その先生はAI、テクノロジーは江戸時代でいうところの「読み・書き・そろばん」と本質的には変わらない、その上にある、才覚、人間力が大事であり、脳の純粋力であると仰いました。

そしてこれからの時代に、より多くの人々が純粋意識の哲学に気づき、日本では特に瞑想を実践していくために、宗教の観点のみではなく、サイエンスをより重視した学問、快禅学を構築されました。

私達はその快禅学を縁ある方々と共に学び、観自在の発想で、時間と空間に囚われない新しい価値、新しいシステムを響き合いつくる「響創社会」を創造していきます。

発起人・企画室長 植田 真吾

大学中退後、複数の事業を起業。様々なビジネス事業に関わりながら、対象世界の原因と結果の仕組みに気づき、意識の研究を始める。人生は意識を変えればすべて上手くいくようになるという体感はあるが、言語体系化できずに悩んでいた時に伊禮先生に出会う。伊禮先生から約3年の指導を受け、先生とともに2015年、一般社団法人 UNI H&H大学院を設立、代表理事に就任。

2018年に一般財団法人 UNI H&H大学院に法人格を変更。企画室長に就任。

2019年、純粋意識に関わる志事(しごと)を創るお手伝いをさせていただく株式会社ESP VIRGINを設立。代表取締役就任。

創立者 伊禮光輝(いれい・こうき)の生い立ちから大学院設立まで

本名 伊禮 衛(いれい・まもる)1944年~2017年(享年73歳)

沖縄の離島、伊是名(いぜな)島出身。琉球王国の王様の末裔の伊禮家に生まれる。お墓を守る役目の家柄で親族が100人近くいたが、その中でも子供の頃から天才でずば抜けて頭がよかったという。子供の頃から近所の子供に催眠術を試したりしていた。

 

13才の時に司法書士であった父親が半身不随になり3年半に渡り寝たきりが続き、16才のある日、42才の若さでなくなってしまった。父が亡くなるまでの3年半は仕事の代筆をするために六法全書をほとんどすべて暗記し全力でサポートした。残った父親の遺産が大量の仏典やバイブルだった。治りたい一心で読み漁っていたのであろう。その日から父親の形見の書物を一冊づつ読破するようになり、宇宙の真理の探究、光とは何かを志すようになる。

 

それから東京の大学に進学、座禅と英語を学んだ。上京したが当時は競争社会の真っただ中、経済合理性の社会では適合するのが難しくお金に苦しんだ。ある座禅の会で同席し、伊禮氏の目の中の光を観抜(みぬ)いた読売新聞創業者、正力松太郎氏から奨学金を受け取り、何とか耐えしのいだという。

座禅の会には、あの中曽根元総理も参加されており、生涯親交が深かったと聞いている。

京セラ創業者の稲盛会長も座禅、潜在意識の研究をされていることを知り、誰よりも昔から稲盛会長のことを研究していた。

「情緒の教育」で有名な世界的数学者の岡潔教授の大ファンでおっかけをしていたとも聞いている。

惑星イトカワの名前の由来となった糸川英夫のNASAチームメンバーにも入っていたこともあり、仏教哲学の視点だけではなく、システム工学、科学、宇宙物理学の視点から真理を探究しつづけた。

 

仰臥禅、椅子座禅をすると次第に穏やかな気分になってくる。さらに深くなると生きていく上で一番大切なものがこれらの座禅から得られるのではないかと感じるようになった。

「自分だけでなく、みんなが座禅をすれば、いい世の中になるに違いない」

 

だが1日に1時間も2時間も座ろうという提案にのる人はいないだろう。簡単に取り組めて座禅と同様の効果があるものはないだろうか。ドイツの精神医学者シュルツ博士が考案した自律訓練法というものがあるらしい。自律訓練法はお釈迦様の呼吸法、アナパーナサティとヨーガの屍のポーズからヒントを得て開発された催眠療法だった。

アナパーナサティの呼吸法は日本に仏教が伝来した時には概念に入っていなかったという。自律訓練法はイチロー選手のようなトップアスリートが実践していることで有名で、「腕が重い、腕が重い」、「腕が温かい、腕が温かい」と自己暗示を与えることによって座禅と同じ効果を得ようという方法である。

 

試してみると確かに座禅と同じ効果があるようだ。だが、これとて一生懸命自己暗示を与え続けるのは、よほど前向きに取り組もうという姿勢がない限り無理だろう。座禅をしている時の脳波はアルファ波。右脳、左脳の別でいうと右脳、無意識脳が活性化された状態である。身体的にはとてもリラックスする。脳波をアルファ波へ導くにはモーツァルト、バロック音楽が適している。

右脳、無意識脳は音楽脳とも呼ばれ、論理的、計算的な思考を司る左脳に比べて、パターン認識や空間認識など瞬時に多くの情報をキャッチする働きを持つ。

 

無意識の脳波「θ(シータ)波」の発見者である政木和三とも親交があり、脳波をθ波にする方法、潜在能力を開花する方法、脳の持つ特性を最大限に活用するために、自律訓練法、モーツァルト、バロック音楽、語学学習を組み合わせ、超高速学習法と速聴を加えてメソッドを完成させると面白いようにスピードアップがはかれた。

右脳、無意識脳が活性されたアルファ波の状態で英語のスピーチや英単語を聴くことによって、1時間で500や1000の単語を覚えることも可能になった。学習中は心地よく、心身はリラックスし、座禅と同じ効果も期待できる。こうして、大学時代に学んだ座禅と語学とを見事に融合させた。

その教材をもとに高校生向けの自在塾を大阪の江坂で運営。はじめは訪問販売形式で販売していたという。ある日、教材の話を聞きつけたある高校生からの相談があった。進学校なのに高校3年の夏まで部活に打ち込んでいて、まったく勉強していない、担任にはいける大学はないと言われた、何とか短期間で高速で学ぶ教材を作ってほしいという話だった。

各高校教科書が違うので至難の業だったが、夜寝ないでテープに吹き込んで教材を作った。次はその学生の話を聞きつけて、同じ部活のチームメイトから依頼が殺到した。

3ヶ月間の超高速学習で見事、受講生全員、偏差値60以上の大学、関関同立以上(関西)に合格した。

高校生の口コミで毎年、同じ時期に30人ほどの依頼があり、合計1,000人の受講者になり、全員結果を残すという実践が証明されたが爆発的には広がらなかった。伊禮先生が商売人ではないということもあるが、その学生が大学生になって、周りに特別な塾に行って合格したと言うことが恥ずかしいのか、口コミで広がっていくことはなかった。

 

伊禮先生は常に人に会うと「私は都会に住む隠居生活者。都会の仙人です」と笑う。伊禮先生はビジネスとは無縁の生活を送ってきた。般若心経を唱える、座禅をする、自律訓練法を用いるなど1日5時間あまりも座り続けた。

座禅以外にも中国気功、太極拳、インドヨーガなど苦行、修行と言われるものはすべて実践、体得してどの方法が楽で簡単で続くのかを模索し続けた。

 

ある年の正月、家で夫人とテレビを見ていた。ブラウン管に映し出されたのはインドと中国の話題の人だった。1人はインドの聖者サティアサイババ。サイババは無欲で高潔な人類への奉仕活動を行っており、サイババが運営する学校の学費、病院の医療費はすべて無料。それを知ったときは衝撃を受けたという。少し悟ったと傲慢さが出てきていて、次のステージを無意識に模索していた時だった。

 

呼ばれている気がして、お釈迦様の誕生日祭、花祭りのときにインドに渡り、直接お会いすることができた。叱咤激励を受け、サイババが運営する教えない教育のヴェーダプログラムを受講、修了した。このプログラムは世界中の学者、大学教授、経営者などが受講するレベルのプログラムである。講師はタイの王家出身のジュムサイ博士。あのアポロ11号が月面着陸するための月面自動軟着陸装置を開発した方である。そのアイデアも自身の瞑想中に浮かびあがったものだという。

 

サイババとジュムサイ博士と3人での対話の場を与えられる機会があり、その際に人間の究極の目的は識別力を得ること、識別力を得るには無執着になることを学んだということを伊禮先生から聞いている。

アジア人で世界初ノーベル文学賞を受賞されたラビンドラナート・タゴールのひ孫とも交流があり、インドのタゴール国際大学と提携してヴェーダ大学を日本で運営してくれないかという依頼が直接きたが、その時は「力不足です」と断った。タゴールはアインシュタインと親交が深かったという。宇宙の仕組みについての2人の対談も残っている。

 

もう1人は中国最強の超能力者、中国元極功法家元、張志祥(ちょうししょう)。

神を否定する国で政府首脳から「神」と呼ばれる国家公認の超能力者。物体移動、予知、超能力治療など、信じられない事象を引き起こす。国家の正規の科学研究所によって16年に渡り張志祥の研究が続けられていたという。

中国元極功法は、800年ほど前の中国の金・元時代の健康法(太一道、後の元極道)の流れをくむ伝統的な歴史を持つ自己鍛錬を中心とした方法で、かつては皇室専用の健康術にもなったことがあった。歴代の家元から継承者にだけ秘伝され、絶対に外部に漏らされなかったために、1980年代の終わり頃まで殆ど世に知られていない。

これらの功法は、広く仏教・道教・儒教・医学・武術および中国の春秋戦国時代に現れた学者・学派(諸子百家)の長所を取り入れて一つに融合させていったものである。そして現在公開されている<元極学>は、1988年に第4代家元である張志祥氏が今まで秘儀とされてきた複雑な内容を精査し、科学的な方法も取り入れながら編纂し直し、学問の域にまで高められたものの一部を世に広く公開したものである。数年で3000万人が受講した。その張志祥が大阪に来日したときに、直接会いにいった。

すると、会ったその日に「免許皆伝」のお墨付きを頂いた。張氏は会った瞬間に伊禮氏の中にある光を観抜いたのだろう。

その時に一子相伝で受け継がれている元極学のうち、まだ体系化していない摩擦功を伝授された。その元極学、摩擦功を実践して、難しい動きを省いていき、さらに楽で簡単に気を取り込める「快禅エクササイズ」に体系化していった。

 

だが、教材の時と同じように、脳は変化を好まないので中々続けられる人は少ない。右脳、無意識は音とイメージしか入らないことは学問的にも体感としてもわかっている。教材を開発したときのように、誰でも簡単に続けられる方法はないものかと、さらに視野を広げて神経言語学の視点で探してみると、世界で2億人のリスナーがいるイギリスの世界一の催眠術師、ポール・マッケンナ博士の言語プログラミングメソッドのことを知る。脳の周波数を変化させる音源と簡単なエクササイズを融合させて、脳の回路を書き換えていくメソッドだ。

このメソッドはソフトバンクがボーダフォンを買収した時代にイギリスで知り、ソフトバンクグループのの経営者、経営幹部が研修に用いていた教材であり、日本ではソフトバンク出版からも出版されていた。博士は世界に300もの企業を持つ英ヴァージングループのリチャード・ブランソン会長と親交が深く、ヴァージングループの幹部、社員研修に取り入れられていた。

 

このメソッドと独自のメソッドを組み合わせて、縁ある方々の意識改善のお手伝いをさせていただいた。

財界人とのご縁から某国家議員、某有名コーヒーチェーン上場企業の社長、某大手製薬会社会長のご子息などから能力開発の依頼があり、お忍びで受講されていたという。

だが、誰でも続けられるメソッドというのがゴールである。全員が続けられるものはないか。

7年の間、毎日かかさず実践してみたところ、学問的に自己暗示(アファメーション)は入りにくいのはわかっていたが、やはり無意識には入りにくい。この時期に音とイメージ、マントラとマンダラが先だという最終結論に至る。

 

インドの崇高なお経とされているガヤトリマントラに出会った時には「よし、このお経を50万回唱えよう」と決心する。

その日から移動中も電車の中でも、道を歩くときもずっと唱え続けた。

「私は人に何も教えることはできないかもしれないが、縁ある人が幸せになりますように、と祈ることはできます。」

そして同時に、太陽、月、惑星への感謝の祈り、ヴェーダの祈りも祈り続けていた。

出会う人々すべての縁ある方のために祈る。縁ある人の健康、幸福、繁栄へ至る道を共に学ぶ機会を作るお手伝いをする。

自分のためには何も祈らない、だからこそ続けることができるのだという。

 

座禅、瞑想以外の時間は托鉢業として、人のお困りごと解決に全力を注いだ。

座禅の会で同席した中曽根元総理とのご縁で自民党関係からの依頼が多く、政治パーティーの人集めなどのボランティア、お手伝いをしていたという。見返りを求めることもなく無償でお手伝いしてくれるので、依頼がどんどん舞い込み、断りもしないので1日の5時間の瞑想、座禅ができなくならない程度でボランティアしていた。

 

その財界人とのご縁もあり国会議員、都道府県知事、上場企業、中小企業経営者といった政界、経済界のリーダーが集い、仏教でいう「ダルマ」、聖書では「真理(truth)」、道教では「タオ」、神道では「随神(かんながら)の道」とそれぞれ表現する「宇宙の法則」を通じて、そしてインド最古のヴェーダ哲学を通じて純粋意識を学ぶ「道の会」を大阪で主催。

毎月150名の各リーダーが参加されていた。

また、色んな組織の設立にも関わり、お手伝いさせていただいた。

伊禮先生は「宇宙の響きをより多くの方にお伝えさせていただく」という使命があったので、以前から自律神経の中枢である視床下部、松果体を形成している元素のケイ素に注目していた。一般社団法人 日本珪素医科学学会の設立のお手伝いの依頼が来た時も、これからの科学発展に寄与できると思い引き受けた。創立者の1人で事務局総長に就任していた。

 

その他では沖縄県恩納村にある沖縄科学技術先端大学OISTの設立。現在は質の高い論文ランキングで世界9位入り、東大を抑えて国内トップの大学院大学である。沖縄出身で沖縄の議員とのご縁でこの大学院設立のお手伝いもさせていただいた。

 

お母さまが亡くなり、両親への感謝の気持ちを毎日、唱えていたタイミングで人生集大成の大学院を設立しようと決意したときにある言葉を思い出した。インドでの学びの際に、あるお方からお言葉を頂いていたことが心に残っていた。

 

「あなたは70才から光の志事に就くようになります、70才からは光輝と名乗りなさい」

 

よし、後世に何か一つ残るようなことを人生の集大成としてやろう。それが一般財団法人 UNI H&H大学院の設立のきっかけだった。

創業者と伊禮先生との出会い

そして2015年の3月3日に70才の伊禮先生に初めて出会い、その時も純粋意識への気づきの講演をされているところだった。

 

伊禮先生はこう言った。

「純粋意識の哲学、科学を学び気づき合い、無から有を生む人材が生まれる大学院を設立する。これからは若い人達が中心に新しい時代を創造していく時代である。これから起きるデジタル革命で過去の延長上のルールは一切通用しない、誰かに教えるものもないし、教えられるものもない。知識を詰め込んだ人、立ち振る舞いが上手い、おべっかを使える人が出世できる組織、学歴、職歴、家柄の時代はもう終わっている。個より組織を優先させる構造は、重厚長大な製造業が経済を引っ張る高度成長期に好都合であった。終身雇用、年功序列の制度を通じ、「豊かになるために組織の一員として忠実に働く」と言う労働者の思いと経済成長を軸に動いていた。

 

今は点が線につながるデジタルテクノロジーの急激な発展により、仲介業や雇用という概念がなくなっていく時代。ポジティブに捉えれば、誰にでもチャンスがある時代。だが、いったん形成された無意識脳、セルフイメージを変えるのは至難の業であり、歴史的に見ても人類史上究極のパラダイムシフトに対応できない人々が溢れ、中間層はなくなり、今まで以上に格差がつく時代になるだろう。宗教的な観点ではなく、「変化に適応するための瞑想」が必須の時代に入る。

 

一旦、全員が創造的破壊で不利益を被り、新しいシステムを0から構築する時代である。そのことをシステム科学では不利益分配と呼ぶ。国も気づいてはきているが、やはり組織は変わりにくいし、動きにくい。組織を大きくする、拡大していくという大量生産、大量販売、経済合理資本主義のセルフイメージから皆抜けだせない。

それくらい無意識を変えるのは至難の業である。聖書にはラクダが針の穴を通るほうが易しいと表現されている。

 

脳は変化を嫌うので現状維持を好む。だが現状維持は経営者の視点では衰退の始まりであり、団塊世代のリーダーの劣化と組織の硬直化をどう改善(快禅)していくかが大事である。どこまで行っても国、組織、会社はリーダーの意思決定ですべて決まるので、これからはゼロから観自在の発想で無から有を生み出せる純粋意識リーダーのお手伝いをさせていただく、UNI H&H大学院を設立する。

学問はすべてある。教材は今まで開発してきて実績もすべてある。あとは真吾氏(創業者・企画室長)がPCを使ってシステムを創ってくれるだけでいい。過去の延長線上で通用しないのだから、過去の延長上の大学院をやっても意味がない。宗教は悪くないのだけれど、一般的に日本では宗教のイメージがとても悪い。デジタル革命により、目に見えない量子学、数学、形而上学のサイエンスを通して理解されてくる時代なので、大学院としてサイエンスベースで学び続けられることが重要である。

 

キャンパスなどいらない。みんな、目に見えるカタチにとらわれている。雇用、組織という概念からの視点から外れてみると持たざる経営の時代に入る。(当時は2015年、今はコロナでオンライン化が急激に進んでいる)

大量生産、大量雇用の拡大していくビルド&スクラップの環境破壊システムではもう地球が限界にきていて持続可能は無理だろう。(当時SDGsもまだ掲げられていない)

温暖化の視点では、ハーバード大学の研究で、もう地球が持たないことがわかっている。

 

日本においては人口減少で1000年後には人口は10万人になることが統計学的にもわかっていて、現段階ですでに空き家が800万戸、耕作放棄地は滋賀県の面積に匹敵するくらいの土地がある。我々のプロジェクトとしては場所は関係なく空き家・空き地を利活用して、学び直しができる青空教室、寺子屋のような多様な人々が集まり、個性豊かな新しい発想が生まれる場所をつくり、日本の禅の文化に基づいて、観光、学び、体験できるコトづくりを進めることで、それらが次の日本の国力になる。

(SRCV朝日のぼる文化村プロジェクト)

 

人がいないと国も会社も成り立たない。これからの時代を担う若者が主に創造していくが、誰が偉い、偉くないといった上下関係なしに全員ヨコの視点じゃないと観自在の発想は生まれない。本来、会社はcompany、仲間の集まりと言う意味であり、大学はuniversity、一つの響きの集まり、学びが集まるという意味である。

 

天は人の上に人を造らず、福沢諭吉の有名な言葉。人間が偉いはずがないに「俺が俺が」のエゴイストがエゴイストを作る悲しい時代になってしまった。平成30年間で東京一極集中が急激に進み、地方は衰弱し、地方の良き文化を考える若者も少なくなってしまった。だがやっと国も地方創生やダイバーシティ経営を推奨する時代にまでなってきた。

 

リーダーは一番偉いのではなく、一番偉くない。謙虚にしておごらず、心を高める経営、京セラの稲盛会長の京セラフィロソフィーの中にある言葉。般若心経の色即是空の、「空」の次元に到達することがリーダーの使命である。

経営の語源は「お経を営む」と書き、理事は「天の理に仕える」と書く。

何のために経営するのかではなく、「何のために生きるのか」の哲学がほとんど欠けている。

0から1を生むリーダーは限りなく小さく、限りなく大きい。それは素粒子、光子であり、アマテラスの「遍(あまね)く照らす」という意味でもある。

 

遣隋使、遣唐使が持ち帰り、仏教が伝来した奈良飛鳥時代の聖徳太子も当時、新しい考え方を取り入れて神道と融合させて政権を構築した。十七条憲法、冠位十二階制度である。これが官僚制度ができた最初のきっかけになったが、それから1500年の間、時代は変わっているのに仏教自体は何のイノベーションも起きていない。

 

アメリカという国が生まれたきっかけになったことで知られている英国からメイフラワー号で渡ったピルグリムファーザーズの人々は当時で言う劣等生と呼ばれる人々だった。人々は自分たちが優秀でないということで、「自分たちよりも優秀な人」を世界中から招いて、多民族国家となり大国となっていった。

 

一旦ゼロベースで新しいシステムを創造するときは、トップダウンではなく、全人類の共通価値、理念があって、響き合いながら創っていくのが理想で、そのような「響創社会モデル」を日本からアジア、世界にお伝えさせていただくことが私達の理念、ゴールである。日本は仏教をインドから頂いた。そして日本人のもつ和の文化として独自に禅というものが生まれた。

それをサイエンスも融合した新しい学問、快禅メソッドとしてインドに恩返しする。

 

苦行は続かない。「苦しんだ先に答えがある、頑張れば報われる」という苦行が美徳という考え方は最新の脳の働き、生理学の視点からも違っている。人間は楽しむために生まれてきているので、楽しいことしか続かない。私はどうやったら、縁ある人を助けられるかだけを考えて生きてきた。70年の集大成をこの大学院の活動に生かして、縁ある方々をハッピーにしてほしい。デジタル革命後の21世紀は文化の時代、2つのノウギョウ、脳業と農業の時代である。」

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